概要
八朔(はっさく)祭(まつり)
八朔祭りは、400年の歴史を持ち、五穀(ごこく)豊穣(ほうじょう)と無病(むびょう)息災(そくさい)を願う矢島神明社の祭典で、旧暦の八月朔日(1日)に行われたことからこの名前がついております。
宵宮では神楽(かぐら)太鼓の音が響き御神輿をお迎えに上がり、矢島神明社では祭式が執り行われます。
祭典は六丁の山車と仮装が町内を練り歩き、宵宮に宇賀神社に一泊した御神輿が神明社に帰ります。各家庭では、家紋入りの幕、灯籠を道路に面した座敷に飾り、神輿や山車を待ち拝んでおります。
現在は9月第2日曜日に祭典、その前日の土曜日に宵宮が行われております。
市指定文化財(無形民俗)にも指定されております。
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サイズ 1Mb前後動画(音声ガイド付)
サイズ 10Mb前後八朔祭の様子
詳細
もと郷社神明社の例祭は、旧の八月一日に行われたので、俗に「八朔祭」と呼ばれております。旧藩時代二百有余年続いた藩祭で、祭奉行の支配で執り行われたもので、藩主が国へ入部する年であれば、それとあわせて遅れた記事も見られます。
昔は城下二町だけの奉仕でありましたが、今は6カ町の氏子が奉賛して賑やかさも倍増しております。特色は何といっても宵祭の神楽太鼓の競演です。神輿は「お下り」といって市中を通り抜けて、新丁の弁天様(宇賀神社)を旅所として一夜を明かされます。戊辰戦争で焼ける以前の神輿は京都造りで、綺羅(きら)を装うものだったと口伝されております。
祭りの呼び物は、六町の山車と、それにまつわる仮装と手踊りであります。角館の喧嘩山車とは全然趣を異にした、いわば静的おくねりで、囃子ゆかしい太鼓の音も荘重、網引く練子の姿も思い思いに意匠をこらし、かくして若者たちの手踊りも乱れがちになる頃、八朔の祭りも闇間に遠ざかっていきます。
平成17年10月25日市指定文化財(無形民俗)
開催時期
開催時期:9月第2日曜日(祭典)、祭典前日(宵宮)
八朔祭
はっさくまつり
Hassakumatsuri Festival