矢島郷土資料館

矢島郷土資料館

概要

矢島郷土資料館(やしまきょうどしりょうかん)
矢島郷土資料館は、矢島地域の自然や歴史をよく知る学習の場として、昭和60年に開設されました。
歴史や民俗などの資料及び鳥海山の生い立ちや動植物に関する資料の収集保存や、
先人の築いてきた文化や業績を伝承するため、貴重な矢島の資料を多数展示しております。

音声ガイド(音声のみ)

サイズ 1Mb前後

動画(音声ガイド付)

サイズ 10Mb前後

360度 パノラマ画像

詳細

昭和60年6月に、地域の方々にふるさとをよく知ってもらうことを目的として「矢島郷土文化保存伝習施設」として、矢島郷土資料館が開館しました。矢島地域の貴重な歴史や民俗関係の資料を収集保存し、先人が築いてきた文化・業績、自然を紹介しながら、ふるさとの生育をはかり、それらの遺産を将来への架け橋として発信していくことを目的としています。
展示室が3部屋あり、主に矢島藩の歴史や鳥海修験の歴史、矢島で出土したクジラの化石や鳥海山の自然、矢島地域の民俗や産業資料を展示しております。
玄関ポーチには、秋田県指定有形文化財であります「魚形文刻石(ぎょけいもんこくせき)」である「サケ石」を展示しています。昭和28年に、前杉という地域のサケ石の周辺を試掘調査した結果、縄文時代中期(約4,000~5,000年前)の土器などが出土したことから、サケ石は縄文人が刻んだものと考えられています。
縄文人が石に魚(サケ)の形を刻んだ理由ですが、縄文時代の人々は、秋に川を上ってくるサケを捕り、乾燥させて冬を過ごすための保存食や交易品にしていたと考えられます。よってサケ石は、縄文人が貴重な食料源であるサケの豊漁を祈って刻み、置いたものと考えられます。
また、鳥海山麓の標高650mに自生していました天然スギですが、平成3年の台風19号の被害により大部分がなぎ倒されました、秋田県指定天然記念物の「鳥海ムラスギ」も展示されています。
玄関から入りました正面には「鳥海山と矢島地域のジオラマ」(1/8,500)と天井の航空写真が来館者に好評を得ております。
第1展示室では、矢島地域から出土したクジラの化石(本体は秋田県立博物館に展示)、鳥海山ろくの動植物、鳥海山の噴火の歴史や生い立ちなどを展示しています。
第2展示室では、常設展の外に企画展・特別展を行います。常設展としては、鳥海修験の資料や室町時代の華麗な建築遺構で、秋田県指定有形文化財であります「薬師堂宮殿残闕」を紹介しています。13代に渡って矢島を治めました生駒氏も紹介しています。
第3展示室では、明治から昭和にかけて使われました生活用具や工具、当時の暮らしや農機具の展示も行っています。

マップ

秋田県由利本荘市矢島町七日町字羽坂64-1

矢島郷土資料館
やしまきょうどしりょうかん
Yashima-kyodoshiryokan Local Museum

周辺施設等


タイトルとURLをコピーしました