概要
矢島(やしま)神明社(しんめいしゃ)
矢島神明社は、往古より当町内に鎮座し、寛永17年(1640)生駒氏の所領となり、神明社が一郷領地の鎮守となりました。
元は福王寺の左下方に鎮座しておりましたが、慶応4年(1868)の戊辰の役にて焼失しました。
現在の地に明治33年に社殿が新築されました。
400年の歴史を持つ「矢島八朔(はっさく)祭」は陰暦八月朔(さく)日(じつ)(1日)に行われた、矢島神明社の祭で、現在では毎年9月第2日曜日に祭典、その前日の土曜日に宵宮が行われております。
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詳細
往古より当町内に鎮座しており、寛永17年(1640)生駒氏所領以来崇敬あり鎮守として、陰暦八月朔日(ツイタチ)を以て年々祭典執行、領民挙げて崇敬してきました。古文書に明らかなのは、安永8年8月28日「八代親睦公入部し五ツ半時神明・愛染へ参詣、太刀一腰・御馬一疋代二百疋」と日記にある。同8年9月2日「八朔祭礼につき、例年通り御神輿通行並びに行列相廻り候に付き表御門内に入らせられ御覧遊ばされ候、右行列奉行佐藤津守、翌3日九ツ半時より神明祭りの角力あり、御略供にて神明に御出で遊ばされ候」とあります。当時の社地は城内福王寺と寿慶寺番神堂の間にありました。
慶応4年の兵火に罹り社殿神輿等皆廃燼となります。明治2年生駒氏封土を奉還後矢島県において明治4年11月、向上(現在地)に社地を撰び仮殿を建立して奉還されます。明治6年郷社に列入。社殿が新築されたのは明治33年、現神輿が竣工新調したのは明治35年と記されております。
現社殿は昭和3年9月17日上棟によるものであります。
(秋田県神社名鑑 平成3年9月30日 秋田県神社庁編集発行)
マップ
秋田県由利本荘市矢島町城内字水上5
矢島神明社
やしましんめいしゃ
Yashima-shinmeisya Shrine