鳥海山

概要

標高
2,236mの「鳥海山」は、秀麗無比なる山と称えられ、単独峰としては東北で最も高い山です。
鳥海山には全部で9つの登山コースがあり、秋田県側に存在する4つのコースのうち、3つが由利本荘市内にあります。ルートや登る季節によって、豊富な高山植物に出会え、その時々で違った姿を見せるこの山ならではの景色を楽しむことができます。

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詳細

秋田県と山形県の県境に位置する標高2,236mの活火山である鳥海山は、日本百名山の一つに選ばれており、「出羽富士」や「秋田富士」の別名でも親しまれています。
固有種のチョウカイフスマやチョウカイアザミをはじめ、多くの高山植物が分布していることから、「花の百名山」としても楽しむことができます。
独立峰であるため、山頂からの眺望がよく、岩手山や出羽三山、日本海、男鹿半島、佐渡の遠望などが望めるほか、朝日が日本海上に映し出す「影鳥海」は鳥海山ならではのものです。
鳥海山の雄姿と度重なる火山活動が、不安定な治安と重なり、古代より神階奉授が繰り返され、大物忌神として崇拝されてきた信仰の山です。
古代には国家の守護神、中世には出羽国の中心的な信仰の山、近世にはさらに農業神として崇拝されてきました。
特に中世には修験道の霊場として位置づけられ、近世には鳥海山の周辺地域で修験衆徒がそれぞれ活動拠点を設けて登拝口としました。
活動拠点は、吹浦・蕨岡(山形県遊佐町)、小滝・院内(にかほ市)、滝沢・矢島(由利本荘市)の6つであり、独自の登拝道(と(う)はいどう)(道者道)が確立されました。
活動拠点の一つである矢島口登拝道の地名には修験道に由来する名称が見られます。
鳥海山修験衆徒の活動拠点である登拝口や登拝道(道者道)は、鳥海山の宗教や文化、そして信仰の実態を把握するうえで極めて重要であるといえます。

チョウカイフスマ
チョウカイフスマ
チョウカイアザミ
ニッコウキスゲ
ニッコウキスゲ
山開き時期の鳥海山

マップ

鳥海国定公園内

鳥海山
ちょうかいさん
Mt.Chokai

祓川ヒュッテ(https://www.city.yurihonjo.lg.jp/shisetsu/1002012/1002038/1003971.html)

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