概要
天満宮
天満宮には、学問の神様、天神様が祀られており、その昔は福王寺のあたりに社がありました。現在の場所には大正時代に移転され、例祭には、氏子や関係者が参拝するほか、矢島小学校児童が書道作品を奉納し、子どもの健やかな成長と、学業成就などが祈願されておりました。
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詳細
家中の古絵図を見ると、福王寺裏手の愛宕山から杏林堂観音にわたる丘阜地帯には、愛宕堂・天神堂・神明堂・愛染堂・如意輪堂が点座していて、家中士族の信仰の対象となっていました。
山本大路の大井・堀江両家の間には、童唄の文句にあるように「天神様の細道」があり、山手には清楚なお御坂がしつらえてあったといわれております。
藩学日新堂に学ぶ藩士の子弟が、学問の進捗と学習の上達を祈って、定日参請を怠りなく行ったものとだといわれております。
しかし、時世の急変もあって祭主(元は菅原家家老)と社地が三転し、大正年代には、矢島神社境内の東隅に鎮座し、よく習字が納められていたことが想起されます。後に大井家が旧地に復しましたが、大戦中に小学校裏の現地に新築移転して、新たに氏子を中心に祭事を続け、年々氏子の数を加えて祭祀の意義を深めております。勧請の本神は、江戸藩邸に近かった天下三大天神の一亀戸天満宮であろうと推察されます。
マップ
秋田県由利本荘市矢島町城内字八森3-4
天満宮
てんまんぐう
Temmangu Shrine